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こんにちは、なす味噌次郎です。
最近、橘玲さんの著書 『もっと言ってはいけない』 を読みました。
その中で、「知能の遺伝率は約8割」という研究結果が紹介されていました。さらに、「努力できる遺伝子」もあるという話があり、加齢とともに親に近づいていく傾向があるとも述べられています。
この話を聞いて、皆さんはどう感じるでしょうか?
- 「そんなことはない、環境の影響のほうが大きいのでは?」
- 「確かになんとなく、親と似てきている気がする…」
- 「努力することすら遺伝で決まっているなら、自分の意思とは?」
私自身、最初は 「こんなに遺伝の影響が大きいのか…」 と驚きました。しかし、だからといって何かを諦める必要があるのでしょうか?
科学的事実とどう向き合うか
例えば、難関資格試験に挑戦している社会人がこの研究結果を知ったら、どう考えるでしょうか?
「親が勉強が苦手だから合格するのは難しい。あきらめよう。」
確かに、このように考えてしまうことも理解します。
でも、知能がある程度遺伝するとしても、「考え方」は変えることができます。
学んだ結果を 他人と比較するのではなく、過去の自分と比較する ことができれば、「挑戦することをあきらめる」という結論にはならないのではないでしょうか。
試験は相対評価なので、どうしても他人と比較してしまう気持ちはわかります。でもそれで学ぶことや挑戦をやめてしまうのであれば、他人との比較はやめた方が良いと思います。

自分以外のせいにして、思考停止するのは勿体ないです。工夫で乗り越えられることも多いですし、考え方を変えみましょう。そのために人と話したり本を読むことがおすすめです。
ちなみに受験や資格試験に関して言えば、多くの人は「平均的な知能」の範囲内にいます。
そのため、努力次第で十分に結果を変えることができると考えています。
とはいえ、勉強(この場合は試験勉強)がどうしても苦手だったり、興味を持てなかったりする場合、無理に取り組む必要はないのかもしれません。
それよりも、自分が本当に好きなことを見つけ、そこに集中し学んでいくことが人生において重要なのだと思います。

でも、続けられなかったとしても「資格試験に挑戦しよう!」と一度でも思ったあなたは十分試験勉強好きですよ。習慣付けてがんばってみて!
そして、人間の価値は知能だけで決まるものではありませんし、幸せの形も人それぞれです。
その考えに基づけば、本の内容は絶望するものではなく、「人間のある一面の科学的な事実」として素直に受け取ることができるでしょう。
親として考えること
『呪術廻戦』という漫画に「俺達は全身全霊で世界に存在している」 という言葉があります。
引用元:漫画「呪術廻戦5巻」
知能や才能の有無に関わらず、人はそれぞれ価値ある存在です。
親としては、子どもの存在をありのまま受け入れ、無条件に認めてあげること が重要だと考えています。

子育てをしていると、自信をなくしてしまう時があります。でも、「ダメな自分でごめんね」なんて思う必要はまったくありません。親もまた、子どもに無条件で認められる存在だからです。
また、親自身も 自分の興味や好奇心に素直になり、挑戦を続ける姿勢を持つ ことで、子どもに良い影響を与えられるかもしれません。
「知能の遺伝率は約8割」だとしても、落ち込む必要はありませんし、私達がやりたいことを続けましょう。
子どもも親も、それぞれが 「自分らしく生きる」 ことができるような環境をつくっていきたいですね。
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